鹿島アントラーズの試合を観戦してみようと検討している方に向けて、カシマサッカースタジアムまでの行き方や詳しい観戦情報を紹介します。
Jリーグ発足から何年も鹿島アントラーズの試合を応援してきた経験を元に、現地ならではの情報も書いていくので参考にしてみてください。
見出し(この記事でわかること)
- 鹿島アントラーズの基本情報
- カシマサッカースタジアムまでのアクセス
- 2026年に向けての新スタジアムの情報
鹿島アントラーズ 基本情報
鹿島アントラーズは、日本の茨城県鹿嶋市、神栖市、潮来市、行方市、鉾田市をホームタウンとする、日本プロサッカーリーグ(Jリーグ)に加盟するプロサッカークラブです。
オリジナル10と呼ばれているJリーグ創設当初からのクラブの1つです。
最大の特徴は、Jリーグで最も優勝回数の多いクラブということです。
サッカーの国内三大タイトルの優勝回数が下記です。
- J1リーグ(優勝8回)
- Jリーグカップ(優勝6回)
- 天皇杯 JFA 全日本サッカー選手権大会(優勝5回)
三大タイトルの優勝回数はいずれもJリーグ発足以後、Jクラブの中で最多クラブであり、三大タイトルの累計は19冠を獲得してます。
また、国内三冠(同年度内に国内三大タイトルを全て優勝)した初のクラブであり、J1リーグ三連覇を果たした唯一のクラブです。
さらに、2018年のAFCチャンピオンズリーグ優勝も合わせて主要タイトル20冠、その他タイトルと合わせて合計35冠とカウントする時もあります。
チーム名の「アントラー(antler)」は英語で「鹿の枝角」を意味し、鹿島神宮の神鹿にちなみ、枝角は茨城県の茨をイメージしています。
その「鋭い枝角で勇猛果敢に立ち向かい勝利を目指す」という意味も込められているのです。
チーム発足時からクラブのアイデンティティとして「FOOTBALL DREAM」を常に掲げているクラブです。
クラブマスコットは鹿をモチーフにした「しかお」と、1997年3月2日に「しかお」と結婚した「しかこ」、1999年8月1日にしかおとしかこの間に誕生した「アントン」です。
鹿島アントラーズといえば、このディープレッドのクラブカラーです。
観戦していると自然と力が湧き出てきます。
カシマサッカースタジアム
茨城県立カシマサッカースタジアムは、茨城県鹿嶋市にあるサッカー専用スタジアムであり、日本で初めての本格的なサッカー専用スタジアムとして1993年4月に誕生したのです。
それ以来、地域のシンボルとして多くの茨城県民の皆様に愛され続けているスタジアムなんです。
鹿島アントラーズがホームスタジアムとして使用しており、その運営会社である株式会社鹿島アントラーズ・エフ・シーが指定管理者として運営管理を行っています。
日本で初めて採用されたスイス開発のセルシステムによる天然芝のグラウンドです。
芝面から45cmの深さに全面ビニルシートを敷き詰め、スリット付きのパイプを張りめぐらせて砂を敷き、芝の種を蒔いて造られています。
セルシステムは、埋設されたパイプの水位を上下させることにより、給水、排水、肥料などの薬液を供給するシステムです。
ピッチにスプリンクラーが無いため、今までは水はけを考慮して傾斜が設けられていたが、排水勾配の必要がない傾斜率ゼロの平らなグランドが旧グランドの最大の特徴だったのです。
鹿嶋の気候に合わせフィールドには鹿島の砂が使用されており、テストして砂質に合う選び抜かれた暖地性、寒地性、日陰に強い3種類の洋芝をブレンドしたものが使用されています。
アクセス
カシマサッカースタジアムへは、「バス」「電車」「車」の方法があります。
車の場合は乗り合わせでのご来場をおすすめいたします。
スタジアムからのお願いとしても、駐車場やスタジアム周辺の道が混雑する恐れがあるからです。
電車での来場は、最寄駅である「鹿島サッカースタジアム」から徒歩2分です。
「東京駅」「羽田空港」「東京テレポート駅・東京ディズニーリゾート・海浜幕張駅」からは、ホームゲームがあるときだけバスが運行されますのでご利用ください。
バス
「東京駅」
鹿島神宮駅行きのバスは、10分から20分間隔で運行しています。
また、ホームゲーム開催日は、鹿島神宮駅行き等の一部のバスが、スタジアムまで延伸されます。
鹿島アントラーズの公式HPで見ると詳細があります。
運賃
東京駅 ⇔ カシマサッカースタジアム
片道 大人2,100円(税込)/子供1,050円(税込)
「羽田空港」
羽田空港から鹿島神宮駅までの所要時間は約130分です。
運賃
片道 羽田空港 ⇔ 鹿島神宮駅 大人 2,400円(税込) / 小人 1,200円(税込)
「東京テレポート駅・東京ディズニーリゾート・海浜幕張駅」
東京テレポート駅から鹿島神宮駅までの所要時間は約140分です。
運賃
区間 | 片道運賃 | 往復割引運賃 | ||
大人 | 小人 | 大人 | 小人 | |
鹿島神宮駅~水郷潮来 ⇔ 海浜幕張駅 | 1,760 | 880 | 3,360 | 1,680 |
鹿島神宮駅~水郷潮来 ⇔ 東京ディズニーリゾート® | 1,970 | 990 | 3,760 | 1,880 |
鹿島神宮駅~水郷潮来 ⇔ 東京テレポート駅 | 2,200 | 1,100 | 4,190 | 2,100 |
車
車での来場は、下記のルートが推奨されています。
運転には、十分に気をつけてください。
電車
「JR鹿島サッカースタジアム駅」から徒歩2分ですが、試合当日は混雑が予想されるので、余裕を持った移動計画を立るのが良いです。
「JR鹿島サッカースタジアム駅」は、実は普段はあまり電車が止まらない小さい駅なんです。
駅を降りると、鹿島のシンボルであるカシマサッカースタジアムが見えていることと、試合当日は人が流れているので迷うことなくスタジアムに向かうことができるので、電車でのアクセスは非常に安心感があります。
座席情報
スタジアムで観戦する時に重要なのが、座席情報です。
チケットを買う際にも、購入後実際にスタジアムに来てからも重要となる情報になります。
下記の、座席情報を確認しながらチケット購入すれば、席間違いで購入することを防ぐこともできます。
また、待ち合わせなどでも使えますので、全体の把握は大事になってきます。
ストリートビューでスタジアムの中が見れるので、初めていく人でも安心して観戦できます。
これを利用すれば、自分の好きな角度やおおよその見え方なども分かるので参考にしてみてください。
バックスタンドから観戦
バックスタンドからピッチ、メインスタンドの観戦の風景です。
カシマスタジアムはサッカー専用スタジアムなので、上層エリアでもそんなに遠く感じないのが特徴的です。
全体をゆったりと俯瞰できるので、オフザボールの動きやオフサイドラインも見ることができます。
メインスタンド C-D付近
メインスタンドの一階辺りからの観戦風景です。
ピッチの温度感を感じるには十分な距離感です。
近くにボールが来た時は、さらに臨場感を味わうことができます。
6番ゲート付近 U
サッカーを楽しむなら、メインスタンドかバックスタンドにはなりますが、応援の雰囲気やスタジアムの雰囲気を一緒に楽しみたいという方であれば、ピッチを縦に見る座席を選ばれる方も多い様です。
それぞれの座席によって楽しみ方が変わるので、目的に合った座席を購入してみてください。
スタンド情報
観戦席は、なんと全席背もたれ付の完全独立シートなので、長時間の観戦でも問題ないです。
お子さんとのサッカー観戦でも問題なく楽しめるような設計になっています。
スタンド傾斜は1層が29度です。
2層が33度となっているので、スタンドのどこからでも観戦しやすいように設計されているのです。
この迫力ある大型映像スクリーンを2面も設置しており、クリアな映像で再現プレーを流してくれるので、万が一ゴールシーンなどを見逃しても、このスクリーンで見れることが出来ます。
2026年に向けてスタジアム改修
2021年10月1日に、鹿島アントラーズの小泉文明社長がオンラインでアントラーズのビジョン構想「ビジョンKA41 Update」を発表したのです。
このビジョン構造の一部に、2026年を目途に新スタジアムの方針があります。
これは、1993年に完成した茨城県立カシマサッカースタジアムが30年を超えてきたため、施設老朽化の対策や、まちの象徴となる新たなスタジアム建設を目指すための計画です。
カシマサッカースタジアムは、2002FIFAワールドカップ日韓大会に合わせた2001年の増改築を経て、鹿島アントラーズのホームスタジアム、また鹿島市地域のシンボルとして存在しています。
この新スタジアムプロジェクトは、常に進化するプラットフォームとして地域とともに成長をしていき、様々なイベント開催などが可能な多機能化および周辺開発との連携を考えられたものです。
新スタジアムプロジェクトの概要
・2026年を目途に、新スタジアムについての方針を決定
・スタジアムの完成に終わりは設けず、常に進化するプラットフォームとして建築
・イベント開催も実施できる機能を有するなど、周辺開発も進めながら新たなまちのシンボルとして利活用される施設を目指していく
プロジェクトの現状
・新スタジアムは鹿嶋市内での建設検討を進める
・広域課題である渋滞問題など、課題解決に向けた検証を進めていく
これからも鹿島地域のシンボルとして、活躍してくれるようです。
鹿島アントラーズの応援
サッカー観戦で欠かせないのは、チャントです。
鹿島アントラーズにも多くのチャントがありますので、一つでも多く覚えて観戦することで、より一層深い楽しみ方ができます。
- MAX VOLUME IN. FIGHT II
- チームコール
- 錨を上げろ (入場前 テンポアップでマフラーを回す)
- ロール
- ロール3
- ゴール鹿島
- 三連
- 奇跡を起こせ (試合劣勢時)
- アントラーズは無敵
- レッツゴー
- おい・おい・アントラーズ (CK時、攻勢時)
- オブラディ・オブラダ (勝利時)
- 勝利の為に (Joe Harnell「Fly Me to the Moon」)
(参考サイト https://ouenka.himegimi.jp/Antlers.html)
まとめ
鹿島アントラーズとカシマサッカースタジアムに関する情報をお伝えしてきました。
鹿島アントラーズとは、
- オリジナル10の1つのクラブチームである
- Jリーグ最多の優勝回数を誇る
- 国内三冠を果たした初のチームである
- J1リーグ三連覇を果たした唯一のクラブである
- 地域のシンボルチームであり、地域民に愛さている
- FIFAワールドカップやオリンピックにも使用されたスタジアムがホームである
- 東京駅や空港などから専用高速バスで向かうことができる
- ディープレッドがクラブカラーである
- チャントを覚えて応援に行くと、さらに楽しくなる
- 2026年を目処にスタジアムが新しくなる計画がある
これが鹿島アントラーズです。
実は、オリジナル10でJ2に降格したことがないクラブチームは、鹿島アントラーズと横浜F・マリノスだけです。
常に上位にいる鹿島アントラーズの試合を見れば、日本のサッカーの素晴らしさをもっと感じてもらえるはずです。
この記事を見て、鹿島アントラーズ、そして日本サッカーにもっと興味を持って頂けたら幸いです。
皆様も是非一度足を運んで、この興奮を味わってください。