セレッソ大阪の試合観戦を検討している方に向けて、ホームであるヨドコウ桜スタジアムまでの行き方や施設の特徴、詳しい観戦情報を紹介します。
ヨドコウ桜スタジアムに初めて行くという方は、ぜひ参考にしてみてください。
この記事で分かること
- セレッソ大阪の基本情報
- ヨドコウ桜スタジアム
- セレッソ大阪の応援
セレッソ大阪の基本情報
セレッソ大阪とは
セレッソ大阪は、Jリーグの1部リーグ所属のプロサッカーチームです。
その歴史は古く、1957年にヤンマーディーゼルサッカー部として創立され、1993年にチーム名を「セレッソ大阪」として、翌年の1994年にJリーグに昇格しました。
ホームタウンは、大阪府大阪市と、2014年には堺市も加わりました。
クラブ名の由来は、スペイン語で「桜」に由来し、桜は大阪の市花であり、地域に根差し、大阪から日本を代表するクラブへ、世界で満開の夢を咲かせるクラブへという想いが込められています。
その主な特徴としては、
- 全国でも有数の大都市にあることを生かし、スポーツを通した地域貢献活動を行っている。
- 海外との強いネットワークがあり、クラブ創立以降、香川真司選手や南野拓実選手など海外のチームへ排出実績がある。
- タイのプロサッカーチーム(BGパトゥン・ユナイテッド)との提携によりタイでのキャンプやトレーニングマッチなど、選手同士の交流も盛んに行われている。
などが挙げられます。
セレッソ大阪の戦績
主な戦績としては、Jリーグ昇格した1994年にリーグ優勝を果たしたほか、J2から再度昇格した2017年にはリーグ戦3位、Jリーグ杯、天皇杯で優勝したほか、2021年、2022年もJリーグ杯準優勝などがあります。
有名選手
セレッソ大阪には、チームに大きく貢献した選手や日本代表選手など、有名な選手が数多くいます。中でも代表的な3選手をご紹介したいと思います。
森島寛晃
「ミスターセレッソ」と呼ばれるクラブ歴だい最多得点記録を持つレジェンド。前身であるヤンマーから活躍しつづけ、ゴール数は脅威の138ゴール。日本代表としても活躍した伝説的選手です。
西澤明訓
セレッソ大阪の代表的なストライカーといえば、西澤選手が挙げられます。
クラブ在籍中は、85得点を挙げ、レジェンド森島選手と2トップで活躍しました。
大久保嘉人
クラブのみならず、J1の歴史の中でも最も多くのゴールを決めたレジェンド的選手です。
J1選手として通算191ゴールを決め、このうち45ゴールがセレッソ大阪でのゴールで、欧州でも活躍した後、現役最後は再びセレッソ大阪で活躍し引退した。
香川真司
2006年にセレッソ大阪に加入し、2009年からは森島選手の背番号8を継承し、その年J2得点王にも輝き、J1昇格に大きく貢献した選手です。
その後、ドイツドルトムントや、イングランドのマンチェスターなどで活躍し、世界に大きく羽ばたき、2023年に再びセレッソ大阪に復帰しています。
ヨドコウ桜スタジアム
セレッソ大阪のホームスタジアムである「ヨドコウ桜スタジアム」の施設情報やアクセスなどをご紹介したいと思います。
施設情報
ヨドコウ桜スタジアムは、2021年3月に完成した収容人数25,000人の球技専用スタジアムです。
「大阪のみんなで、大阪のみらいに、世界に誇れる、世界がうらやむ、スタジアムを贈ろう」という想いの下、色々な世代の人たちが、気軽にスポーツを楽しみながら、地域のコミュニケーションづくりを活性化させることを目的として造られました。
スタンドは、メインやバック、ゴール裏などをすべて含めると2万4千席ほどになり、サッカー以外にもラグビーやアメフトなどにも対応しています。
また、座席も個性的で、西側スタンドは、どの席も映画館のようなゆったりとしたシートで座り心地がよく、北側も全席屋根に覆われているほか防音壁もあり、サポーターの声援が周囲の病院や施設へ騒音とならないように設計されています。
さらにメインスタンドは、最前列のシートだと、サイドラインまで5mほどととても近く、選手を間近で見ることができます。
その他、施設では地域に貢献するため様々な付帯設備があり、コワーキングスペース「いいオフィス」や生涯学習・教養講座のための「桜カレッジ」、ストレッチ教室やヨガ教室などのスペースも併設していて、クラブの想いにもある地域貢献を目指したスタジアムとなっています。
スタジアムまでのアクセス
スタジアムまでのアクセスについて紹介します。
公共交通機関でのアクセス
スタジアムまでの公共交通機関を利用したアクセスは主に以下の通りです。
・Osaka Metro御堂筋線「長居」を下車し、1番出口より600m(徒歩7分)
・JR阪和線「鶴ヶ丘」下車。東出口より450m(徒歩5分)
・JR阪和線「長居」下車。東出口より750m(徒歩8分)
車でのアクセス
車でのアクセスは、北部方面と南部方面からで、それぞれアクセス方法が異なります。
【大阪北部方面から】
阪神高速14号松原線 駒川出口で南港通を西に向かい、
西田辺交差点を南(あびこ筋)へ、長居公園西口交差点を左折します。
【大阪南部方面から】
阪神高速14号松原線 文の里出口からあびこ筋を南に向かい、
長居公園西口交差点を左折します。
駐車場
駐車場は、「長居公園地下駐車場」と「長居公園南駐車場」の2か所があり、ヨドコウ桜スタジアム以外にも、植物園や自然史博物館などの来場者も利用するため、混雑する上に駐車料金も2,000円と割高になっているため、できる限り公共交通機関の利用を検討した方がよいでしょう。
最寄り駅からのルート
鶴が丘駅からヨドコウ桜スタジアムまでは、徒歩5分です。
鶴が丘駅から降りると、スタジアムのスタンドがすぐ見えるので、初めて行く方は分かりやすいですが、スタジアムから近いこともあり混雑することが多く、時々入場制限をする場合があります。
混雑を避けたい方は、御堂筋線の長居駅の利用をおすすめします。
座席情報
次にスタジアムの実際の座席についてみていきたいと思います。
スタンドの種類や場所を確認しよう
ヨドコウ桜スタジアムの座席は、
- メインスタンド
- バックスタンド
- ホームゴール裏
- ビジターゴール裏
の4か所があり、そのうち、メインスタンド、バックスタンドの一部、ホームゴール裏が屋根付きとなっています。
メインスタンドは2層になっていて、下層が2階、上層が4階という造りになっています。
上層はピッチを見渡せるアングルになっていて、全体が見渡すことが可能です。
また、最前列はピッチにとても近く、選手を間近で見たいという方におすすめの場所となっています。
一方、バックスタンドもメインスタンドと同じ傾斜があるため、ピッチ全体を見渡せますが、屋根が一部しかないため、突然の雨で前列の席だった場合、雨具を用意しておくことをおすすめします。
また、方角的に西日が当たる位置になるため、夏場は暑さや紫外線対策をしていくとよいでしょう。
目的や予算に合わせてシートを検討しよう
また、シートは選手ベンチの真上にあるエキサイティングシートからホームメイン、バックセンターシート、車いす席、グループシートなど様々で、約20種類あります。
予算や観戦のしやすさなどで、どの席にするか検討するとよいでしょう。
例えば、両チームの選手の入り口真上にあるエキサイティングシートは、メインスタンド真ん中に位置し、席の感覚は狭いですが、選手の入場や試合の様子を間近で見ることができます。
ホームゴール裏は、屋根のほか、防音壁があり、結果的にピッチ向かって音が反響しやすい造りとなって、サポーターチャントがよく響いて臨場感があります。
さらに、小さなお子さん連れの方に嬉しい、キッズプレイルームも完備していて、子どもと一緒に楽しむこともできます。
チケットの購入方法
チケットの購入には、オンラインで購入可能なセレチケがおすすめです。
観戦したい試合をチェックして、シートの種類を選んでキャッシュレス決済をすると、とても簡単に購入することが可能です。
また購入の際にQRコードを選択すると、わざわざコンビニに発券しにいくなどの手間も掛からず便利です。
チケット購入の際は、ぜひ利用してみてください。
シーズンシートでお得に観戦
また、シーズン中に何度も観戦したいという方には、シーズンシートの購入もおすすめです。
標準価格の20%OFFで購入可能な上に、一度購入するとホームゲーム約20試合が観戦可能となり、毎回購入手続きをする必要がなくとても便利です
また、その他の特徴として、譲渡やリセールサービスを活用でき、もし都合が悪くて観戦できない日があってもシーズンシートが無駄にならないのも嬉しいポイントです。
スタジアム周辺の情報
グルメ
シーズン中、スタジアムの前では様々なお店が立ち並ぶ「セレッソバル」が開催されます。
ステーキやサンマの塩焼き、ハンバーガーや焼き鳥、選手おすすめのおすすめメニューなど、個性あふれるグルメが訪れる人を歓迎します。
シーズンや試合によって、出店メニューも変わるため、何度来ても楽しむことができます。
ショップ
出典元:セレッソ大阪公式HPまた、セレッソグッズももちろん豊富に取り揃えていて、試合前には一度気になるグッズをチェックしたいところです。
画像 ショップ
子ども向けコンテンツ
さらに、お子さん連れの方には、親子で楽しめるアトラクションもある「キッズパーク」もあり、試合までの時間をたっぷり楽しむことができます。
画像キッズパーク
周辺環境
その他、スタジアム周辺は、コンビニも多数あり、観戦前後の買い出しにも困ることはありません。
また、コンビニ以外にも周辺にはラーメン店やたこ焼き屋などもあり、観戦後の食事もサポーター同士で行くと盛り上がることでしょう。
注意点
ヨドコウ桜スタジアムの利用の注意点などは、以下のとおりです。
- 座席が狭い
- 最寄り駅は非常に混雑し、入場制限が掛かるときがある。
座席が狭い
座席数が多く、臨場感がある反面、座席と座席の間が狭くなっています。
ゆったりと座りたい方は、プレミアムシートなど上位の座席を検討することをおすすめします。
最寄り駅が非常に混雑する
最寄り駅の鶴が丘駅は、スタジアムから徒歩5分とアクセスがとてもよい反面、利用する方が多く非常に混雑します。
時には駅に入場制限が掛かることもあり、時間に余裕をもって、違う駅の利用も検討してもよいでしょう。
セレッソ大阪の応援
サポーターの雰囲気
セレッソ大阪のサポーターは、他のチームと比べてマナーレベルが高いと評判で、応援の際は、他のチームの行動などを気にすることなく、真っすぐに応援する雰囲気があります。
また、最大の特徴は、クラブ公式SNSのフォロワー数が、129万人(2021年5月現在)と圧倒的な数を誇っており、他のチームの追随を許さない数字となっています。
画像
これは海外とのネットワークが強いという特徴から来るもので、タイからのダン・バン・ラム選手の加入などで、海外のファンがフォロワー数の大半を占めています。
応援歌
セレッソ大阪のチャント(応援歌)は、20種類以上もあります。
中でも一番盛り上がる曲は「大阪の街の誇り」という曲です。
初めて応援するという方は、これだけでも覚えていくとサポーターと一緒に盛り上がれますよ。
また、2019年から登場したチャント「熱く闘おう」は、最後の一押しをする際に歌う一曲で、こちらも覚えてから観戦に臨むと一緒に盛り上がれます。
まとめ
以上のように、セレッソ大阪やホームスタジアムであるヨドコウ桜スタジアムに関する情報を紹介しました。
改めて、以下にスタジアムの特徴を挙げてみます。
- 球技専用スタジアムなので、観戦がしやすい造りになっている。
- ピッチまでの距離が近く、臨場感がある。
- グルメ「セレッソバル」は種類が豊富で、何度来ても楽しめる。
- 最寄り駅から徒歩5分から15分と好立地である。
- 屋根付きの座席が多く、雨の日の観戦もしやすい。
ヨドコウ桜スタジアムは、2021年に完成した新しいスタジアムで充実した施設はもちろん、グルメや子ども向けコンテンツなど、様々な楽しみ方があります。
また、ピッチまでの距離が近く、白熱した試合を間近で見ることができる、おすすめなスタジアムです。
ぜひ一度足を運んでみてはいかがでしょうか。