FC東京の試合観戦を検討している方に向けて、FC東京の応援のしかたや、味の素スタジアムまでの行き方など、詳しい観戦情報を紹介する。
この記事でわかること
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FC東京の応援のしかた
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味の素スタジアムについての観戦ガイド
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FC東京の素晴らしさ
FC東京の応援のしかた
FC東京は「都民のためのJクラブ」を目指す観点から制定された、Jリーグ1部(J1)に所属するプロサッカーチームだ。
まず、FC東京の応援のしかたを紹介する。
クラブカラー
FC東京のクラブカラーはブルーとレッドだ。
マスコットキャラクターは『東京ドロンパ』で、2009年のチーム創設10周年に向けて選考された。
人気のタオルマフラーやレプリカユニフォームなどの他、青と赤の物を身につけたり持ったりしてチームを応援しよう。
FC東京の応援スタイル
主なチャント
- you'll never walk alone
引用:https://www.youtube.com/watch?v=wT0-rHguvaA&ab_channel=%E3%83%95%E3%83%BC%E3%82%AC
- 負けるわけはないさ
- 東京ラプソディー
- バモス東京
- みんなで唄おう
- 青と赤
味の素スタジアムについての観戦ガイド
FC東京のホームスタジアムは「味の素スタジアム」(通称、味スタ)だ。
サッカーの試合以外にも、野外コンサートやフリーマーケット、自動車メーカーの展示会など各種イベントの会場として幅広く使用されている。
2021年の東京オリンピックでは、7人制ラグビーやサッカー、近代五種の競技が行われた。
味の素スタジアムでの試合観戦について説明しよう。
雰囲気
味の素スタジアムは、都心の喧騒から離れた多摩地区にあるのどかなスタジアムだ。
「東京」の名を冠する通り、FC東京は特定の都市密着型のチームではない。
そのせいか、応援の雰囲気もそれほど激しくなく、どこか穏やかである。
浦和や鹿島など、サポーターの応援が熱い他のチームに比べると、良い意味で観戦初心者向けのチームだといえる。
味の素スタジアムの正面入口。大勢の人々で賑わっている。
収容人数は約5万人(49,970人)。原則2時間前に開門となる。
引用:
https://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/thumb/2/26/Ajinomoto_Stadium_2018-3.jpg/1024px-Ajinomoto_Stadium_2018-3.jpg
味の素スタジアムの場所
味の素スタジアムは東京都調布市にある。
2001年に多目的スタジアムとして、東京調布飛行場の跡地に整備された。
味スタは、新宿から約30分(特急なら約17分)という好立地にある。
当初「東京スタジアム」と呼ばれていたが、2003年から今の名称になった。
引用:https://www.fctokyo.co.jp/access_guide/images/photo_img01.jpg
グラウンドには107m × 71mの天然芝フィールドの周囲に400m×9レーンのトラックがある。
客席スタンドは上層(20,600席)・下層(29,370席)の2層からなり、メイン・バック・南サイド・北サイドに区分されている。
全席ゆったりとした背もたれ付きの個席を採用している。
スタンドマップ。大型スクリーンとして、メインスタンド側と
バックスタンド側に縦0.96m×横230.6mのリボンビジョンが設置されている。
引用:https://livekiti.com/wp-content/uploads/2018/08/1584d3f7d8213d9f9017c64d24bcadbf.jpg
また、味の素スタジアムは、東京ヴェルディ(J2)のホームスタジアムとしても使用されている。
味の素スタジアムの行き方
最寄駅からのルート
最寄り駅は京王線「飛田給(とびたきゅう)(味の素スタジアム前)」駅である。
改札は1箇所のみで、改札を出て右手からスタジアムが見える。
手前の歩道橋を上がって、ペデストリアンデッキより入場する。
引用:https://www.ajinomotostadium.com/access/img/map_around.gif
引用:https://maps.app.goo.gl/QKBxANX7S31fiwnb6
「北口」から大きな通りをまっすぐ進み、歩道橋を上がるとスタジアムの入場ゲートが見える。
駅からスタジアムまでは徒歩5分ほどである。
引用:https://www.youtube.com/watch?v=OkFeYCwAXh4&t=27s
グルメ
「味の素スタジアム」という名前に負けず、周辺のグルメは充実している。
まずスタジアム内には、ロイヤルホスト・ケンタッキーフライドチキン・らぁ麺 はやし田の各店舗が併設されている。
スタジアムの周囲にはグルメ屋台のスペースがあり、試合開催時には広いコンコースや「青赤横丁」(アジパンダ広場)などでさまざまなイベントが行われる。
名物のクラフトビールや武蔵野うどん、ローストビーフ丼、ホットドッグ、サンドイッチなどが楽しめる。
また、最寄り駅の飛田給駅付近には、マクドナルド・すき家・華屋与兵衛・バーミヤンの各店舗がある。
マクドナルド・すき家の各店舗は「青赤カラー」になっており、試合前から雰囲気に浸ることができる。
周辺情報
スタジアムの周辺には都立公園、植物園、国立天文台、競馬場、運転免許試験場などがある。
これらの施設に立ち寄ってから、試合観戦に向かうこともできる。
開場前の行列に並ぶ間には、隣の調布飛行場から発着する飛行機を眺められる。
また、スタジアムの東側には全面人工芝の補助グラウンド「アミノバイタルフィールド」がある。
その他
スタンドの大部分は屋根付き
上層スタンドからの眺め。上層スタンド全席、及び下層スタンド
15列目以降は雨がかからない。ただし、風向きによって雨がかかる場合もある。
味の素スタジアムは、スタンドの約4分の3を円形状の屋根が覆っている。
下層スタンド15列目より前は屋根がないため、雨天時は雨具を持参しよう。
また、「アミノバイタルフィールド」にはフィールド・スタンドともに屋根はない。
付帯設備
コインロッカー・車椅子対応トイレ・オストメイト対応トイレ・授乳室が備わっている。
特別イベントの実施
味の素スタジアムでは年に数回、特別イベントが行われる。サッカー観戦以外の催しも楽しみたい方には特におすすめだ。
「TOKYO FAMILY DAY」やクラブ創立記念日などのイベントデーでは
花火打ち上げやアトラクション、縁日ブースの設置などが行われる。
引用:https://www.fctokyo.co.jp/upload/InformationImage/images/information_2023032919151464240fb2-65f8-4e5a-8a8a-16e70a000292.png
新スタジアム構想
東京都内にはFC東京のほか、J2の東京ヴェルディとFC町田ゼルビアがあるが、本拠地や練習場はいずれも多摩地区に所在している。
将来的には23区内にも本拠地を作ろうと、代々木に数万人収容の新スタジアムを作る構想があり、FC東京が名乗りを上げる可能性もあるようだ。
注意点
帰りの電車・バスが混雑する
味の素スタジアムは駐車場が使用できず、アクセスの手段が限られている。
そのため、帰りの電車やバスでの混雑は覚悟しなければならない。
混雑にあいたくない場合、早めの行動を心がけよう。
駐車場は利用できない
700台以上の付帯駐車場があるが、問題はサッカーの試合日には使用できないことだ。
近隣の交通渋滞防止等のためイベント関係者専用となり、一般の来場者は利用できない。
また、味の素スタジアムは住宅街にあるため、周辺に大きな一般駐車場はない。
FC東京の素晴らしさ
歴史
FC東京の創設は1935年(前身は「東京ガスサッカー部」)だ。
1999年にJ2からJ1へと昇格し、Jリーグへ加盟した。
2011年にはJ2に降格するものの、翌2012年からJ1に復帰、現在に至る。
J1の制覇こそないものの、Jリーグカップをこれまで3回制した(2004年、2009年、2020年)。
また、天皇杯(JFA 全日本サッカー選手権大会)を2011年に制している。
順位
直近の2022年シーズンは6位、2023年シーズン(9月現在)は10位となっている。
有名選手
日本代表を長年務め、これまでワールドカップに四度出場したサイドバックの長友佑都選手が在籍している。
また、久保建英選手(現・レアル・ソシエダ)が15歳のとき史上最年少でJリーグデビューし、2年間在籍した。
戦術
以前はアンカーを置く「4-3-3」を採用していたが、不振が続いていたため、2023年6月からのクラモフスキー新監督による新体制で「4-2-3-1」に変更した。
スタイル
縦に速い攻撃を繰り出し、敵陣ではハイプレスの徹底を目指す。全体がマンツーマン気味になることでインテンシティーの高さを出すスタイルを採用している。
持ち味
「堅守速攻」のスローガンで知られ、「良い守備から、良い攻撃」を地で行くカウンターを持ち味としている。
FC東京 まとめ
FC東京の試合観戦に関する情報を紹介した。
まとめ
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FC東京の応援は初めてでも参加しやすい。
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喧騒から離れた本拠地「味の素スタジアム」は都心に近く、最寄り駅から徒歩5分の好立地。
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スタジアム周辺はレストランやグルメ処も多く、観光スポットにも事欠かない。
FC東京の試合観戦はサッカー観戦初心者にもおすすめなので、ぜひスタジアムに足を運んでみよう。