ヴィッセル神戸の試合観戦を検討している方に向けて、ホームであるノエビアスタジアムの特徴や行き方、チームの特徴などを紹介する。
ノエビアスタジアムに初めて行くという方やヴィッセル神戸について知りたいという方は、ぜひ参考にしてほしい。
この記事で分かること
- ヴィッセル神戸の基本情報
- ノエビアスタジアムの基本情報
- ヴィッセル神戸のサポーターについて
ヴィッセル神戸とは
ヴィッセル神戸は、兵庫県神戸市がホームタウンのプロサッカーリーグに加盟するサッカークラブである。
前身は川崎製鉄水島サッカー部で、1995年からチームが指導し、1996年にJFL準優勝を果たし、その後Jリーグに昇格する。
クラブ名である「VISSEL」は英語の「VICTORY(勝利)」と「VESSEL(船)」を合わせたもので、勝利の船出を意味し、国際港湾都市である神戸をイメージしつつ、市民の夢を乗せて、勝利に挑戦し続けるという想いが込められている。
また、スローガンとして、「一致団結」を掲げており、ヴィッセル神戸に関わるサポーターを始めたとしたすべての人を一つの家族「ヴィッセルファミリー」として考えている。
ヴィッセル神戸の戦績
1996年にJFL準優勝の後、1998年にはJ1昇格を果たした。
2000年には天皇杯でベスト4を果たし、翌年もKAZUを補強するなど躍進を図ったが、2005年にはJ2降格。
翌年2006年再びJ1復帰を果たした後も10位前後が続き、2013年にはJ2降格など苦しい時期が続いたが、2019年には天皇杯優勝、2020年はゼロックス杯優勝、2023年には悲願の初優勝を果たす。
ヴィッセル神戸の有名選手
ヴィッセル神戸には「ミスター神戸」と呼ばれる「永島昭浩」などの有名選手がいる。
ヴィッセル神戸の活躍に貢献した選手を紹介する。
永島昭浩(ながしまあきひろ)
「ミスター神戸」と称される伝説的存在。
元日本代表のフォワードで、1995年に阪神・淡路大震災で実家が全壊したことを受け、神戸を元気づけたいという想いからシーズン途中からヴィッセル神戸へ移籍。その後ヴィッセル神戸はJリーグ入りを決めるなど、クラブに多大な貢献をした選手である。
1997年には現役最年長ストライカーとして全試合に出場し、日本人最多の22得点を挙げた。
大迫勇也(おおさこゆうや)
全国高校選手権で1大会最多得点記録の10ゴールをマークしたストライカーで、プロとしては鹿島アントラーズの入団から始まり2013年には19ゴールを挙げ、その後、ドイツのミュンヘンなどで活躍した後、21年にヴィッセル神戸に加入した。
2010年から日本代表に選ばれ、ワールドカップの2014年ブラジル大会、2018年ロシア大会のほか、2019アジア杯でもメンバーとして活躍している。
悲願のJリーグ初優勝をした2023年には、自身も得点王に輝いている。
アンドレス・イエニスタ
元スペイン代表。
スペインバルセロナでは2002年から2018年までプレーし、UEFAチャンピオンズリーグ優勝を含む35タイトルを獲得した伝説的な選手。
ヴィッセル神戸には、2018年に移籍し、翌年2019年にはキャプテンを務め、クラブ史上初の天皇杯優勝を果たすなど、クラブに大きく貢献した。
2023年、ヴィッセル神戸でのラストマッチではチケットは完売、満員のスタジアムで、キャプテンマークをつけてプレーをした。
ヴィッセル神戸の戦術スタイルや持ち味
ヴィッセル神戸が目指すスタイルは「バルサ化」である。
バルサのプレースタイルとは、細かいパスワークを主体としたポゼッションサッカーであり、GKからの丁寧なパスから試合の主導権を握り、中盤でスルーパスなどでチャンスメイクをして、ゴール前を崩す形である。
そのスタイルを生かすのは、中盤のイエニスタと大迫の存在が大きい。
この持ち味を生かし、2023年には悲願のJ1初優勝を果たしている。
ノエビアスタジアム
ヴィッセル神戸のホームスタジアムである「ノエビアスタジアム」の施設情報やアクセスなどを紹介する。
施設情報
神戸市にある球技専用スタジアムで、神戸市所有の神戸ウイングスタジアムが、2013年(株)ノエビアがネーミングライツを取得し、名称が「ノエビアスタジアム神戸」となった。
これまで数々のリニューアルを行い、2018年にはスタンド座席からピッチまでの距離が近いバックスタンド側を増設し、ピッチサイドにも新たな座席を設けるなど、臨場感にこだわった設計で、ピッチとスタンドの一体感を意識した体感型スタジアムとなっている。
また施設内には、レストランやコンファレンスルームのほか、フットサルコートやスポーツクラブ、yogiboプロデュースのリラックス空間「センサリールーム」などがある。
スタジアムまでのアクセス
ノエビアスタジアムまでのアクセスについて紹介する。
〇公共交通機関利用の場合
【 三ノ宮から 】
地下鉄海岸線「花時計前駅」→ 「御崎公園駅」下車徒歩5分
地下鉄海岸線「花時計前駅」→ 「和田岬駅」下車徒歩6分
【 新長田から 】
地下鉄海岸線「新長田駅」→ 「御崎公園駅」下車徒歩5分
【 新幹線 新神戸から 】
地下鉄山手線「新神戸駅」→ 「三宮駅」→ 地下鉄海岸線「花時計前駅」→「御崎公園駅」→ 徒歩5分
どの駅からも徒歩5、6分と、アクセスは非常によい。
〇自動車利用の場合
阪神高速道路神戸線 → 湊川出口 → 一般道 約2km
駐車場は隣接する御崎公園駐車場があり、試合日は事前に駐車場チケットが必要にある場合があり、2,500円となっている。
座席情報とチケット価格
スタンドが「北スタンド」「南スタンド」「メインスタンド」「ビックスタンド」の4つで、ピッチを間近で見たいという方向けに、メインスタンドの「THE PITCH」がある。
その他ビックスタンドの「ビック指定席」も反対側からだが、ピッチに近い席となっており、THE PITCHは価格的に購入が難しいという方にはそちらもおすすめである。
それ以外にも「1day VIP ticket」は、選手のサイン入りユニフォームや公式球のプレゼントなどの特典付きのものや、スタジアム全体を余すところなく見られるヴィッセルシート(メインスタンド中央)などがおすすめだ。
さらに、仲間と盛り上がりたい方は、ゴール裏のサポーターズシートで一緒に盛り上がるのも楽しいだろう。
THE PITCH ¥18,000~
プレミアム4 ¥32,000~
ボックス4(メインスタンド) ¥24,000~
ボックス8(メインスタンド) ¥32,000~
レンズアップル見えるシート ボックス4(ビッグスタンド前段) ¥30,000~
みずほ証券ボックス4(ビッグスタンド後段) ¥24,000~
ヴィッセルシート ¥11,000~
メインSS指定席 南 ¥8,000~
メインSS指定席 北 ¥7,000~
メインS指定席 南 ¥6,900~
メインS指定席 北 ¥6,000~
メインS指定席(ミックス) ¥6,000~
メイン上段指定席 大人 ¥4,500~ 小中 ¥2,200~
ビッグSS指定席 ¥7,500~
ビッグS指定席 中央 ¥6,900~
ビッグS指定席 南 ¥6,900~
ビッグS指定席 北 ¥6,000~
ビッグA指定席 南 ¥5,000~
ビッグA指定席 北 ¥5,000~
ビッグB指定席 大人 ¥4,700~ 小中 ¥2,300~
ビッグ上段指定席 大人 ¥4,500~ 小中 ¥2,200~
サポーター指定席 大人 ¥3,500~ 小中 ¥1,700~
FC指定席(FC会員限定) 大人 ¥3,500~ 小中 ¥1,700~
サポーターズシート(全席指定席) 大人 ¥3,500~ 小中 ¥1,700~
ホーム指定席(北)
ビジターシート(全席指定席) 大人 ¥3,500~ 小中 ¥1,700~
自力歩行可能障がい者(ビッグB指定席) 大人 ¥2,500~ 小中 ¥1,200~
同伴大人 ¥4,700~
同伴小中 ¥2,300~
車椅子指定席(障がい者手帳あり) 大人 ¥3,000~ 小中 ¥1,500~
車椅子指定席(障がい者手帳なし) 大人 ¥4,500~ 小中 ¥2,200~
ビジター車椅子指定席(障がい者手帳あり) 大人 ¥3,000~ 小中 ¥1,500~
ビジター車椅子指定席(障がい者手帳なし) 大人 ¥4,500~ 小中 ¥2,200~
チケットの購入方法
チケットの購入は、楽天チケットを利用する。
楽天会員の登録が必要だが、座席の指定や先行発売の購入が可能で、いつでも購入が可能なのが特徴だ。
支払い方法は、クレジットカード、コンビニでの支払いが選べる。
スタジアム周辺の情報
スタジアム周辺のグルメやショップ情報を紹介する。
スタジアムのゲートは、A~Cゲートがあります。
Aゲートは、地下鉄海岸線「御崎公園」駅から最も近く、駅から降りて5分ほどで到着します。ヴィッセルラウンジがある南スタンド側を利用する場合に便利です。また、ゲート周辺には、グッズショップや親子広場などがあります。
Bゲートは、バックスタンド側に近いゲートです。地下駐車場の出入り口にも近いため、車でお越しの方にもおすすめのゲートです。
Cゲートは、北スタンド側に近いゲートです。西北駐車場利用の場合に利用しやすいゲートです。
AゲートとBゲート周辺にグッズショップやグルメが集中しているため、スタジアム周辺も楽しみたいという方は、どちらかを利用するのをおすすめします。
グルメ
スタジアムの場外エリアでは、神戸グルメが楽しめる。
コンセプトに合わせて、以下の4つのエリアがある。
- 神戸名店街~神戸グルメの名店が出店
- 正面広場ビジョン~神戸牛の吉祥鉄板先ブース
- スタ飯ガーデン~がっつり系や多国籍グルメ
- スタ飯テラス~おしゃれなキッチンカー
試合開始の4時間前から購入が可能で、くつろぎエリアでゆっくり食事を楽しむことができる。
おすすめはサーランギのタンドリーチキンや吉祥吉の神戸牛だ。
サポーターの中でも人気メニューとなっている。
ショップ
スタジアム横のグッズショップではレプリカユニフォームやフラッグなどの定番アイテムはもちろん、タオルマフラーやペンライトなどサポーターが持っているグッズも販売されていて、初めて訪れるならぜひ揃えて欲しい。
ヴィッセル神戸の応援
ヴィッセル神戸のサポーターの特徴などを紹介する。
サポーターの雰囲気
ヴィッセル神戸のサポーターの特徴はなんといっても「一体感の強さ」である。
ヴィッセル神戸にはサポーター連合というものがあり、そこでは「神戸を愛する者たちの結束と行動がチカラとなる。
スタジアムに繋がる熱き一体感へ」と謳っており、クラブのスローガンにもあるような神戸の町と市民一体となった船旅を思わせる。
チャント
ヴィッセル神戸の代表的なチャント(応援歌)は、「神戸賛歌」「ノロシ」「神戸突撃行進曲」などがある。
特にノロシは、2017年の新チャントでサポーターが試合を盛り上げるときに歌っていて、一緒にこぶしをかざして歌うと一体感を感じら
れることだろう。ぜひ試合前に覚えておきたい曲の一つだ。
まとめ
以上のように、ヴィッセル神戸やホームスタジアムであるノエビアスタジアムに関する情報を紹介した。
クラブは、2023年の優勝を機に、サポーターも一層盛り上がりを見せており、今後もさらなるクラブの活躍が楽しみだ。
また、スタジアムの特徴を改めて挙げてみる。
- 公共交通機関を利用するとどこからアクセスしても徒歩5、6分以内の好立地である。
- ピッチが目の前の特別席やスタジアム全体を見渡せる席など、スタンドの一体感と立体感を感じられる。
- 地元グルメの種類が豊富で、くつろぎエリアもあるのでグルメも楽しめる。
チームの特徴やこれまでの活躍、スタジアムの特徴などを抑えた上で観戦をすると、より一層楽しめるだろう。
ぜひ一度足を運んでみてほしい。